「ゆたかな人生が始まる、シンプルリスト」を読みました。
「ゆたかな人生が始まる、シンプルリスト」は、シンプルライフを提唱しているフランス出身のドミニック・ローホーさんの本です。
シンプルライフのリスト化のためのハウツー本と思いきや、自分の生き方について改めて考えたくなった本でした。
この記事では、「ゆたかな人生が始まる、シンプルリスト」を読んだ感想をまとめています。
「ゆたかな人生が始まる、シンプルリスト」を読んだ理由
私はよく「ど忘れ」をしますし、勘違いも多いです。
そのことで損をしたり時間をムダにすることもあります。
そのため、今年からWANTリストを暮らしに取り入れることにしていいます。
WANTリストというのは、整理収納コンサルタントの本多さおりさんの「暮らしのつくり方」で紹介されていた暮らしのアイデアで、
- 泊まってみたい宿
- 行ってみたいショップ
- 気になる本
- 気になる映画
などなど、自分の中の「WANT」をリスト化しておくというもの。
そうすることで、本屋さんに行った時に「あの本を買おう!」という瞬発力が働くのだとか。
そんな感じでリストに興味があるところに「ゆたかな人生が始まる、シンプルリスト」という、どストライクなタイトルを見つけてしまったので、思わず手に取ってしまいました。
「リスト」を作るメリット
「ゆたかな人生が始まる、シンプルリスト」の著作であるローホーさんは、多くの本を出版しシンプルライフを極めている方です。
そんなローホーさんがものごとのリスト化をすすめています。
シンプルライフを理想とする私としても、やりたい!という感想です。
リストは暮らしをコントロールし、時間を節約し、ど忘れや勘違い、それにストレスを防いでくれています。
そのうえ、人生に役に立つ大切なものです。
リストを作るメリットについて、このように書かれていました。
リストを作っておくことで
- 忘れることを回避
- 思い出す時間を節約
- 間違って選んで生まれるストレスを回避
できます。
自分の考えや好みなどをまとめることは難しいですが、ちょこちょことリスト化するだけならできそうです。
「リスト」は自分を知るために作る
「ゆたかな人生が始まる、シンプルリスト」を読んで、理想の暮らしは、自分を知ることからスタートするのかもしれないと思いました。
著者が作っているリストはたとえばこういうものです。
- 二度としたくないことのリスト
- 「これが私!」と言えるものが見つかるリスト
- 「時」のリスト
- 手放すためのリスト
- 「ささやかな楽しみ」リスト
- ネガティブ思考を追い払うリスト
このようなリストの作り方の項目が紹介されています。(他にもたくさんあります)
例えば、「二度としたくないことのリスト」の作り方として、
- 自分にとって大切でないことに費やした時間
- 幸せになるためにはすべきではないのにしてしまったこと
- 好きではないこと
- したくないこと
などといった項目をピックアップし、作っていくという具合です。
心の中で思うだけとか想像するだけではなく、リストとして書くことで自分自身の選択であることが明確になり、自由な気持ちになれるとのこと。
著者のリストは自分を知るということを追求しています。
人生がハードモードになるのは、自分のことを知らないから、とも思えました。
自分を知ることで自分に合った選択をし、楽にできそうだなあと思えます。そのためにはリストがいちばん効率的ですもんね。
自分を知る
選択の違和感をなくす
価値観との調和のとれた暮らし
過去を見つめて前を向く
願望
、、、
本を読みながら、私の目指すシンプル暮らしの先がぼんやり見えるような感覚でした。
私がシンプル暮らしを目指す理由
子供を産んで3年ですが、産む前と比べるとやっぱり時間をコントロールしにくいなと感じています。
次男が生まれて5ヶ月のときに、この5ヶ月、自分のために過ごしたのは10時間だった。という記事を書きました。
私の理想は、家のことをストレスなくなりながらも自分時間も楽しむこと。
どの時間もとっても大切。
- 妻であり母である時間=ここをないがしろにしてしまうと、罪悪感でいっぱいになり他を楽しめない
- 自分時間も楽しむ=あとまわしにしがちだけど、自分時間がないと、余裕がなくなる
どちらの時間も大切にすごすためには時間のロスを無くしたいと思っています。
そして、時間のロスを無くすためには暮らしをシンプルにすることはかなり効率的。
シンプル暮らしを目指してこのブログを始めましたが、さらに、この本で紹介されているリストを取り入れていきたいなあと思いました。
「ゆたかな人生が始まる、シンプルリスト」を読んで響いた言葉
本の中で引用されていたことばに
人生はいつだって未完成から始まるのだ
ーウラジミール・ジャンケレヴァッジ 哲学者ー
というものがありました。
もう34歳だし今さら挑戦するなんて無理。と、心のどこかで思いがちですが、これから挑戦するのもアリなんだなあと前向きになりました。
シンプルな暮らしを目指しながらも、その先のことも考える。
新たな何かに挑戦できたらいいなあと思います。